我が家のアロカシア クプレアが元気をなくしてしまいました。手作りのねこチップを使っています。復活させるために、植え替えをすることになりました。

ねこチップって再利用できるの??植え替えどうやってやるの??
せっかく植え替えをするので、そのような疑問を解決する参考になればと思います。
アロカシアの様子


すでに葉がありません...虫がたくさんついていたようで、夫が切り落としていました。
根が腐っている様子はありません。臭いにおいもしません。
元気なときは葉っぱが大きく育っていたので、鉢も大きめを選んでいたようです。手(思いっきり広げたパー)よりも一回りくらい大きい葉っぱだったのに...夫涙
鉢が大き過ぎたのでしょうか。他の植物は大丈夫なのに...
12日後の様子 7月8日

植え替えから12日後の様子です。葉がすべてなくなりました。
植え替え時はまだ水分が含まれている緑色や黄緑色の葉や茎がありましたが、1週間を過ぎた頃には悲しい色になっていき、しおれているような姿に。
夫は想定内だったようで、真ん中の木質化した部分を残してさっぱりカットしていました。
私目線ではもう終わりだと思っていますが、夫はまだまだこれからだと言っています。
復活してくれるかな~...
約2か月後の様子 8月17日
あと10日程で、植え替えから2か月になります。変化としては、木質化が少し進んでいる感じでしょうか。7月8日のつるんとした白い部分は見当たらなくなっています。新芽が出てくる気配はありません(‘Д’)
最初は袋で鉢を包んでいたのですが、今はほかの植物と一緒にミニ温室に入っています。ミニ温室は、水槽にラップでふたをした簡易的なものです。水槽のふちにシリコンがついているので、ラップがしっかりくっついて密閉できます。
まだまだ気長に管理中。


2か月を過ぎた頃の様子 9月2日
6月26日に植え替えをしてから2カ月が過ぎました...

夫さん、見て!!でででででっ!!出てる!!!なんか出てきているよ!!!!
とうとうその日を迎えました。復活に兆し!!!!!


すごく木質化していますが、上の方からひょっこり芽が出てきているのが確認できます。あ~久しぶり、アロカシア(^-^ こんな見た目なので正直ちょっと諦めていましたが、まさかひょっこりしているなんて。すごいぞ、アロカシア。

ネガミエルに植えているので、根が見えました。真ん中の白いにょろっとしたもの。ちゃんと生きていたんですね、根もちゃんと動いていたんですね。...この鉢で良かった(笑)
ここから先も復活の道を進んでくれるように、お世話続けていきます。
☆今日分かったこと☆
- 植物の復活は思ったより時間がかかる
- 見た目に騙されず気長に見守るべき
- ネガミエルは安心を与えてくれる
3か月を過ぎた頃の様子 10月4日
芽と根っこの動きを確認してから約1か月、植え替えをしてから約3か月が経ちました。順調に復活しています。


新しい葉が出てきています。ツヤツヤできれいです。

茎はこんな感じ。木質化したところから黄緑のみずみずしい茎が出てきているのが不思議です。
この後どう変化していくのか楽しみです。
約5か月後の様子 11月15日


葉っぱが増えています!つるんとした小さな可愛らしいサイズの葉っぱです。
3枚目の葉っぱも展開し始めています。根っこは、以前よりほんの少しだけ見える部分が増えました。ネガミエルに植えているので観察できています。
水やりは2日に1回程度です。水道水そのままのときもありますが、なるべく活力剤等を入れた水をあげるようにしています。元気になれ~!
約1年後の様子① 6月14日


植え替えからもうすぐ1年になる、アロカシアの様子です。
・・・なんか。思っていたような成長具合ではない。
ちなみに鉢をもっと小さくしました。


何度か入れ替わった葉は、入れ替わるたびに大きく、丈夫になりました。
しかし茎が、徐々にちゅるっと曲がるようになりました。そのせいか葉っぱどうしが重なり合ったり、予想外の向きになったり。どうしてそうなるのか、理由が分かりませんでしたが、先日「これが原因なのか!!?」という育成注意点を見つけました。
我が家では、ライトががっつり当たる場所に置いていました。新聞が読めるだけでなく、細かい裁縫もできるくらい明るい場所です。これは、金属光沢のあるアロカシアクプレアにとって明るすぎたのでしょう。すぐに置き場所を変えました。
この育成注意点は、編著:Shabomaniac! 監修:三浦基彰「AROID ADDICTS サトイモ科熱帯植物図鑑」のP18に載っていました。2025年6月に発売された植物の本です。この本が出版されて良かった…サトイモ科の植物について写真付きですごく詳しく載っています。まじでマニアックです。
約1年後の様子② 8月10日


ライトが明るすぎる場所から移動して約2か月です。大きく丈夫だった葉はすべて落ち、新しい葉になりました。植え替えから5か月後にあった葉と同じような、薄くてツルんとしていて小さな葉です。
ちょっと茎が長い気がします。他の植物に埋もれていたせいでしょうか。光を求めて長く伸ばしたのかもしれません。
木質化した部分の横から新しく伸びていて、成長を感じます。新しい芋ができているのでしょうか?元の茎から新芽が出てきたのでしょうか?鉢の中をほじくるわけにはいかないので、どうなっているのか分かりません。次いつ植え替えができるかまだ見えていませんが、楽しみです。
手作りねこチップを再利用
アロカシアは元々手作りねこチップに植えており、根やねこチップに異常があるようには見えなかったので、そのまま手作りねこチップを再利用することにしました。
- 殺菌のため天日干しをする。
- 微粉や古い根っこを落とすためふるいにかける。
これをやった方いいのですが、ちょっと面倒だったのでそのまますぐに使っちゃいました(^-^;
保湿がしっかりできているココチップなので、それを大事にするために天日干ししないですぐ使う!!と言い訳をしておきます。

黒のトレーに入っているのが使用済みのもの、手で持っている方は使っていないものです。使用済みのねこチップは保水がしっかりできているので、色が濃い茶色です。
手作りのため、ココチップの繊維が含まれたままです。本家ねこチップのようにふるいにかけるのは大変すぎて諦めました。
植え替え作業
ねこチップは土のような細かい粉などがほとんど出ないので、こぼしても掃除が簡単です。においもしないので、室内で植え替えをやりました。大きめのトレーがあれば十分です。
- 1鉢からアロカシアを取り出す
- 2根をほぐす
- 3古い根を切り落とす
- 4新しい鉢の底に、ねこチップを入れる
- 5植える位置を確認する
- 6ねこチップを入れる
- 7たっぷりのお水をあげる
1.鉢からアロカシアを取り出す
鉢をモミモミ、根元をつかみながら、ゆっくり優しく鉢からアロカシアを取り出します。無理に引っ張ってはいけません。


2.根をほぐす

根についているねこチップを落とします。周囲の簡単に落ちる部分を、パラパラと落としていきます。
そもそも根を触ることは植物にとって超ストレス&ダメージなので、根の中心部分に強引に指を突っ込んだり水でジャブジャブ洗ったりして全部の土を落とそうとすることはおすすめしません。根にくっついているねこチップは、そのままにしましょう。
3.古い根を切り落とす
根をほぐしていくと、細い根がタラ~んと垂れてきました。
古い根は切っても特に問題ない、というか切った方が良いです。機能していない根であることが多く、すっきりさせた方が新しい根が生長してくれます。
新しい鉢と並べてみて、ちょっと中に入れてみて、
- どのくらいまでカット出来るかな~
- どのくらいまでカットしても大丈夫かな~
なんてことを考えています(^-^



4.新しい鉢の底に、手作りねこチップを入れる
新しい鉢は、ネガミエルの4号ロングです。なんと、よく行くホームセンターメイクマンで販売されていました!

本当はもう少し小さいネガミエルが良かったんだけど、そうすると鉢の形が四角しかなかったんだよね~丸がよかったから4号にしたよ
手作りねこチップをネガミエルに少し入れて、マグァンプKも適量入れます。夫は慣れているようで、サラサラっと入れていました。
用土1リットルに対して、マグァンプKを2~8g入れるのが目安です。


5.アロカシアを入れて位置確認

新しい鉢に植える前に、完成をイメージしながら植える位置を確認します。「見立てる」ってやつですね。ん~~、これくらいがステキに見えるね!っていう位置を見つけます。
6.手作りねこチップを入れる

見立てができたら、アロカシアの周りからねこチップを入れていきます。鉢に沿って周りを指で押すことも忘れずに。
ねこチップ追加→指で押す、を繰り返して、アロカシアのぐらつきがないように植えていきます。
7.たっぷりお水をあげる
最後に、たっぷりのお水をあげましょう。底穴から水が流れ出るまで、鉢の隅々までまんべんなくお水をあげることが大切です。ネガミエルだと、水が通っているか確認できるので便利ですね。

流し台である程度水を切ったあと、鉢受け皿に30分程置いておきました。


しばらくは鉢密閉をして様子を見ることにしました。鉢内の湿度を保って、療養期間に入ります。

元気になりますように...
まとめ
今回は、手作りねこチップを再利用したアロカシア クプレアの植え替え作業をお伝えしました!
ねこチップは再利用できます。天日干しやふるいにかけること、できる方はぜひやってください。夫も私もその辺はテキトーなので(^-^;
弱った植物の復活には、時間がかかります。気長に、ゆっくり、じっくり、お世話をしていきましょう!
