ボトルアクアリウムや水草水槽で、珪砂や大磯砂といった無機質の砂利低床を使うと気になるのが...
水草が…水質が…ダメになっていく問題(‘Д’)
それを解決してくれるのが、ケト土タブレットです。
ケト土タブレットってなんだ?
使ってみたいけど、使い方がイマイチ分からない。
ケト土タブレットの代わりになるものってある?
そんな疑問にお答えします。
ケト土タブレットは、水槽内の土壌環境を良くし、水草が育ちやすくなるためのものです。肥料ではありません。
ケト土タブレットとは?
ケト土タブレットとは、市販のケト土を薄く広げ、乾燥させ、使いやすい大きさに割ったものです。
乾燥させたケト土ってことですね。
それだけです(^-^;
ケト土に何かを混ぜたりはしません。
ケト土とは?
ケト土とは、栄養がたくさんある腐葉土です。
バクテリアによって葉っぱなどの分解が進んだ、有機物と言われるものです。
この有機物(栄養だと思おう!)は、バクテリアの餌になります。
水槽を立ち上げたとき、バクテリア剤とケト土を入れることで、
バクテリアが元気に働き、さらに増えてくれます。
ケト土からは、分解しにくい窒素も出てきます。窒素は、水草の生長に必要なものです。
でも、一度にたくさんの窒素があるとダメなんです。
分解しにくい窒素がゆっくり時間をかけて分解されていくということは、水草が必要な分を継続して摂取できるということ。
例えるなら...栄養ドリンク
栄養ドリンクは用量が決まっています。一度に何十本も飲むとダメだけど、用量を守って摂取していくと栄養となってGOOD!
そんな感じです。
水草水槽やボトルアクアリウムを立ち上げたときは、水槽内の環境が不安定です。環境が整うまでには、相当の手間と時間がかかります。
水草やバクテリアが生きるためのご飯も少ないし、悪いものを分解してくれるバクテリアも少ないし...そのままだと水質も悪化してダメになっちゃう。
その最初の不安定を時短で解決してくれるのがケト土です。
使い方
使い方はすご~く簡単です。
適当な大きさのケト土タブレットを、砂(低床)の中に埋め込むだけ。
決まった大きさがあるわけではないのですが、夫はこれくらいのサイズをなんとなくで3個くらい埋め込んでいます。
水槽立ち上げ時なら、水を入れる前の低床に埋め込みます。
すでに水が入っている水槽で、弱っている水草があれば、水草の根元近くにピンセットで差し込めばOKです。
埋め込み・差し込み以外にも、粉末にして砂全体に混ぜたり、ケト土タブレットを入れた水を育成中の水草にかけたりしています。
使いやすいポイント
市販のケト土を、どうしてわざわざ乾燥させてタブレット状にするのでしょうか。
それは、とても使いやすくなるからです!
- タブレット状なので、ピンセットでつまめる。
- 溶けにくくなっているので、水の入った水槽でも気にせず水草の根元に差し込める。
- 軽くて細かいので、保管が楽ちん。
乾燥させてタブレット状にしておくことで、使いやすさが爆上がりなんです。
少し手間がかかってしまいますが、一度でたくさん作れますし、
保管しておけば次に必要になったときすぐに使えます。
水槽立ち上げのとき、水が入っていない状態なら、タブレット状ではないそのままの粘土状で使うこともできるようですが、まだやったことはありません。
ケト土タブレットは売っている?
売っていません。
代わりに、ケト土タブレットのような効果のある商品があります。
ジェックスの水草を育てる底砂栄養ペレットです。
ケト土タブレットと同じように、低床に埋め込んで使うことができます。
ケト土タブレットを作るのはちょっと...という方は、ぜひこちらを使ってみてください(^-^
まとめ
ケト土タブレットは、すごく簡単に使えます。それなのに、すごく有効な土壌改善資材です。
自分でケト土タブレットを作れる方は、ぜひ作ってみてください。とっても安く手に入りますので(^-^
ジェックスの水草を育てる底砂栄養ペレットを使うのも、土壌改善に良い方法ですよ。
水草にとって快適な環境を作ることを目指していきましょう~