コロンとした見た目がかわいい苔玉は、お部屋においても重苦しくなくインテリアになじんでくれます。モスボールとも呼ばれていて、最近では自分で作ってみる人が増えていますね。
今回は、ポトスの剪定をしたついでにポトス苔玉を作った様子をご紹介します。
ちなみに私は初めて苔玉を作りました。夫に言われたとおりに動きました(笑)
水苔とねこチップを使った苔玉作りです。水苔に興味のある方や、ねこチップの様々な使い方を知りたい方、ぜひチャレンジしてみてください!
準備
まずは準備をしましょう~
水苔は前日に水をかけ、袋に入れてひっくり返したりしながらふやかしておきます。水は常温の水道水を使いましょう。お湯はNGです。水苔を揉んで強制的にふやかすのもダメです。
ねこチップは、ねこのどうぐ屋で購入していたストックを使いました。
釣り糸、Uピン、回転台は百円ショップのものです。回転台があれば、苔玉の形を整えていくときに作業がやりやすくなります。
Uピンは、サビないプラスチック製を使った方がいいです。今回使ったものはサビてしまうものなので、そのまま使い続けると水苔が黒くなってしまいます。
作り方
では苔玉を作っていきましょう~
ポトスはもともと育てていたものです。伸びて垂れ下がった分を切り、苔玉仕立てにします。長すぎると苔玉に巻くのが大変なので、20㎝くらいにしています。葉は数枚残して切り落としました。根っこ側と葉っぱ側を間違えないように気をつけましょう。
前日から水でふやかしておいた水苔を、円形に敷きます。下が見えないくらいの厚さにしています。大きめのトレーの中で作業をすると、水苔が散らからないのでおすすめです。
水苔の上にねこチップを置きました。この後、水苔でねこチップを包んでいくので、山盛りにしています。肥料のマグァンプKも少し入っています。
周りの水苔を持ち上げて、ねこチップを少しずつ包んでいきます。シュウマイを作る...みたいな感じかな。シュウマイ作ったことはないですが(‘Д’) 水苔が足りなければ追加して蓋をしてください。使っている水苔(Spagmoss PremierAAAA)は長さがあるものなので、水苔どうしがよく絡んで、ねこチップがこぼれないように包むことができます。水苔はAが4つついたものがいいですよ(^-^
しっかり包んでひっくり返しました。こんもりしています。冷凍たこ焼きみたいです。あとで形は整っていくので気にしなくていいですが、上手にできる人はもう少し丸くなると思います(^-^;
ここから釣り糸で巻いていきます。巻き始めは適当に、糸をひと回りさせて結びました。糸の端っこは長めに残しておいた方がいいです。巻き終わりのときに結びやすくなります。回転台の上で作業をすると、糸が巻きやすいです。
ある程度巻いたら、持ち上げて下の方も糸で巻いていきます。巻きながら、丸くなるように手でギュっと包んで形を整えていきます。糸は強めに巻いた方がいいです。
なんとなく形が整って水苔がはがれない程度まで糸を巻けたら、結びましょう。巻き始めの糸の端を見つけることができれば、簡単に結び留めることができます。見つからなければ途中の糸の隙間に通したりしてどうにかしてください!
ポトスを差し込むための穴を苔玉のてっぺんにあけます。指やピンセットを使いました。ポトスの長さにもよりますが、苔玉の中央くらいまでの深さがあるといいです。
てっぺんにあけた穴にポトスの根っこ側を差し込みます。この後ポトスを苔玉に巻いていくので、茎のカーブを見ながら巻きやすくなるように配置してください。ポイント:同じ方向に巻いていくこと ポトスに限らずですが、複数本を巻く場合は全て同じ方向にしましょう。右巻きにするか、左巻きにするかです。その方がキレイに見えますし、茎が交差しないので伸びてきた気根がほかの茎に邪魔されにくくなります。
さぁ、あとひと息!ポトスを巻いていきましょう!Uピンは髪を留めるときによく使いますが、今回はポトスの仮留めに使います(‘Д’) 茎が折れないように、でもちょっと強引に全体のバランスを見ながら巻き、適当な箇所にUピンを刺していきます。葉柄は避けてください。少し刺さりにくくても、押し込んで大丈夫です。苔玉の中はねこチップなので、ポトスに傷はつきません。
Uピンをそのままにしておくとサビてしまい、水苔が黒くなってしまいます。残念な見た目...そうならないために、釣り糸で再度巻き直すか、ゴムでポトスを留めてUピンは抜いてください。気根が水苔にくっついてしまえば、釣り糸やゴムは取って大丈夫です。サビないUピンならそのまま使っても大丈夫ですよ。
完成!!
水やり
苔玉が完成したら、水をあげましよう。苔玉が入る容器に水をためて、ドボンと沈めるだけでOKです。中まで水が入っただろうの頃合いで取り出します。ねこチップなのですんなに水が入っていくと思いますが、気泡が出てきていたら気泡が出なくなってから取り出します。余分な水は切ります。
この後すぐに飾りたいところですが、できれば鉢密閉をしてください。苔玉全体をビニール袋に入れて袋の口を縛るだけです。葉は呼吸をさせるために出せる部分は出してください。
今回はポトスがメインの苔玉、ポトスからしてみれば植え替えられたことになります。根っこがまだないので、弱っています。根っこの生長を早めて植物の体力回復に繋げるため、2週間程度の療養期間を設けましょう。療養期間中、苔玉が乾燥していればまた水をあげてください。乾燥しているかどうかは、触った感じや重さで判断します。
まとめ
今回は、水苔とねこチップを使ったポトス苔玉の作り方をご紹介しました。
苔玉は団子にできる土を使うととても作りやすいですが、ねこチップだと一気に難しくなります(^-^;
しかし、ねこチップの良いところを苔玉でも活用できるのでおすすめです。ぜひ挑戦してみてください。