夫は水槽を初めて約10年。今では、水草育成専用棚で育った水草や、知らぬ間にたくさん増えたエビちゃんをフリマサイト等を活用して販売しています。
そのお取引をした方から、たま~に、こんな連絡が...

以前購入したエビたち、全滅してしまいました・・・
なので、また購入したいです・・・
なんと(‘Д’)
全滅。
よくよく話を聞くと、エビが全滅していることに気づく数時間前に、お店で購入した水草を水槽に入れたとのこと。
もうこれは、アレですね。
農薬ですね。
今回はこのような方へのメッセージとして、「農薬除去」に関することをシェアします(^-^
農薬除去とは
水草の農薬除去とは、水草についている微量の薬品をきれいに取り除くことです。
取り除くといっても洗い流すのではなく、有害な薬品を中和して無害にしていく作業です。
お店で販売されている水草、見た目では全く分かりませんが、実は農薬がついていることがあります。
農薬がついたまま水槽に入れてしまうと、エビや貝類が死んでしまう可能性が高いです。
小さなエビだけではありません、テナガエビも死んでしまいました...
なめたらあかん、ですね。

農薬除去の方法
農薬を除去する方法は簡単です。
これを使いましょう。

1袋を2Lの水に溶かし、水草を10分間浸してください。10分経ったら、よ~~~~く洗い流してから植えてください。
水道水を使いましょう。
これだけ。これだけでエビや貝類に安全な水草にできます。この手間を惜しまないでください。
10分以上浸してしまうと、水草にも良くない影響が出るようです!
使用方法に書かれている時間をしっかり守って農薬除去をしましょう!!
重曹でもできる、という情報も聞いたことはありますが、我が家ではやったことがありません。
超定番商品ですので、初めての方はこちらを使った方が無難です。
ホームセンター等、水草が販売されているお店では売り場にあると思いますので、店員さんに聞いてみるといろいろ教えてもらえますよ。一袋200円ほどです。

なんで農薬がついているの?
そもそも、どうして農薬がついているのでしょうか。
水草の多くは海外からの輸入です。(特に東南アジア)
海外で育てられたから...という訳ではないですが、水草が病気にならないように、害虫がついてダメになったりしないように、水草業者さんは農薬を使って管理しているそうです。

害虫っていうのは、主に昆虫とか貝だと思うから、その虫を駆除するために薬品使っているんじゃないかな?
ってことは、カルシウムの殻とかがある生き物に関係するから、エビにも影響出ちゃうんだと思うよ。(たぶんね、推測だよ)
魚に影響あるって話はあんまり聞いたことないな~
と、夫は言っております。


水草は私たちの手元に届くまでに、洗浄されています。
でも完全ではない(‘Д’)
ちょっとだけ農薬が残っていることが大いにあるんです。
ひとつの水草に残っていたら、それと一緒の水槽に入っていた水草にも再びつきます。ぜ~~~んぶの水草についているものではないけれど、見極めることはできないので、「農薬がついているかもしれない!!!」と思って扱った方がいいでしょう~
ごく少量になっていたとしても、生体にとって命に関わる量であることは変わりないですからね。
水草その前に・・・使いましょう。
まとめ
水草の農薬除去の大切さ、伝わりましたか??
ほんのひと手間、数百円でできることですので、「大丈夫っしょ!!!!!!」と思わずに実行しましょう。
お店の売り場には、水槽に関する大切なことが書かれていますので、お魚や水草だけでなく掲示されているポップもよく見てみてくださいね(^-^