我が家のフィロデンドロン・リングオブファイヤーの様子がおかしいです。
見た目は一応元気ですが、葉っぱの模様が気になります。
これは褐斑細菌病にかかっているかもしれない!
褐斑細菌病になってしまった観葉植物の対処法は?
農薬を使わない方法が知りたい。
そのようなお悩みをお持ちの方へ、ご参考になれば嬉しいです(^-^
フィロデンドロンの様子
このフィロデンドロンは、1年前の9月頃にお迎えしました。植え替えをするのは今回が初めてです。
葉をよく見てみると、斑点模様があります...
これは、褐斑細菌病なのか???
植物が弱っている、免疫力が落ちている、ちょっと風邪を引いたときやバテているときに発症しやすい病気です。植物にもともといるバクテリアが過剰に活発になってしまい、葉に褐色や黒色の斑点が出てしまいます。厄介なことに、褐斑細菌病は他の植物にうつってしまいます。見つけたら早めに対処しないといけません。
褐斑細菌病に効く農薬があるようですが、夫は植え替えをして葉を減らし、活力剤等をあげて植物を強く育てる方法で対処することにしました。
ねこ型登り棒を使う
フィロデンドロンは木に登る性質があります。ギリシャ語の「フィロン(愛する)」と「デンドロン(木、樹木)」が名前の由来だとか(^-^ 素敵ですね。
それなら我が家でも登らせたい!!
前から使いたかった、新しいねこ型登り棒をねこのどうぐ屋で購入して使うことにしました。
黒の透水管で作られた旧ねこの登り棒は以前から使っていますが、新しいねこ型登り棒は金型から作られた完全オリジナルです。夫曰く、中のねこチップが乾燥しやすい、という旧ねこの登り棒の気になる点を克服するだろう!という期待があります。
登り棒をもっと長くしたいときに、継ぎ足ししやすいのも新しい特徴です。猫耳部分が重なり合って2本の登り棒を合体させて、長さを伸ばすことができます。
この写真はMサイズの登り棒です。手に持った感じもフィットしていて、透明度が高いことに驚きました。ねこ型登り棒の中で根が生長している様子を見るのが楽しみです(^-^
植え替え作業
大まかな植え替えの流れは、アロカシアのときと同じです。使ったもので違う点は2つ。
褐斑細菌病を治すとき、植え替え前と同じ土を使うことはダメです。今回はねこチップ以外の用土からねこチップへの植え替えだったので、植え替え後は新しいねこチップでも再利用ねこチップでもどっちでも良かったです。
もし、ねこチップに植わっている植物が褐斑細菌病になってしまったら、「ねこチップ捨てるのもったいない~」と思ってもその使用済みねこチップは全て捨ててください。間違えて別の植物にそのねこチップを使ってしまうと、褐斑細菌病がうつってしまいます。
根の状態
鉢からフィロデンドロンを取り出してみると、すごく根鉢になっていました。全然気づかなかったです。びっしり詰まっています。
根をほぐそうにもなかなか難しく、ピンセットでつんつんしたり、揉んだりを繰り返します。
元の鉢は4号でしたが、植え替え後は3.5号にします。さらに、登り棒の中に根を入れるつもりなので、今の根の大きさだと入りません...
ということで、ちょっと強引ですが多めに根を切ることにしました。
植え替えをした直後、根が切り落とされた植物は、ダメージを受けています。根から水分や養分を吸い上げる力が弱まっている状態です。葉を落とす理由は、水分等を今まで通りに吸い上げられない根に合わせて、葉からの蒸散を少なくするためです。そうすることで、植物は無理に生長しようとせず、ゆっくり回復することに力を使うことができます。
植え替え前
植え替え後
ねこ型登り棒を装着
ねこ型登り棒は、Mサイズの50㎝を買って、半分の長さに切って使ったよ。30㎝を2本買うより、こっちの方が安いから(笑)
ということで、鉢は3.5号のネガミエル、ねこ型登り棒はMサイズの25㎝、ねこチップは再利用ではなく新しいものを使いました。鉢の底から1/3くらいの高さまで、ねこ型登り棒が入っています。
登り棒の正面には、ココファイバーを被せています。ねこチップが落ちないようにするためです。
少量のココファイバーをくるくるとまとめて、登り棒の正面の幅に合わせて平たくします。被せたいところに置いたら、ピンセットを使って両端を登り棒の縁に入れ込みます。
夫が使っているココファイバーは結構固めなので、被せるのが少し難しかったです。ココファイバーを使いたい方は柔らかめを探したほうがいいですよ。
- ねこ型登り棒にフィロデンドロンを入れる
- ねこチップを流し込む
- 登り棒の正面にココファイバーを被せる
- ねこチップを少し入れた鉢の中に、登り棒と植物を立てる
- ねこチップで隙間を埋めていく
植え替えが終わったら、たっぷり水をあげて鉢密閉をしました。
ちなみに茎の真ん中に見える白いものは、新しく出てきた芽です。表面の白いカバーが剝けて、緑が出てくるようです。褐斑細菌病にかかっていながらも、新しい芽を出して育っています。「新芽を出すくらい元気だから放っておいても大丈夫だろう~」と思ってしまいそうです(‘Д’)
夫は葉だけではなく、茎も切り落としました。そのおかげもあり、ねこ型登り棒を使ってきれいに植え替えることができました。回復には数か月かかると思いますが、登り棒に登りながら、新しく元気な茎と葉を展開できるようお世話をしていきます。
まとめ
今回は、ねこ型登り棒を使ったフィロデンドロンの植え替えをご紹介しました。
初めて使うねこ型登り棒、YouTubeで見ていたものが手元にある喜びと、やっと使える嬉しさと、フィロデンドロン元気になれよ~という応援の気持ちを込めながら、植え替えをすることができました。
褐斑細菌病は怖い病気ではありませんが、早めに対処しないとどんどん広がっていきます。見つけたときは、植物を置いてある環境を見直そうというサインです。風通しを良くしたり、活力剤をあげてみたり、できることはたくさんあります。寒い時期や暑い時期は特に気をつけていきましょう(^-^