ニュースとか見てると、「〇〇機がレーダー照射された!」なんて話がたまに出てきますよね。
レーダー照射ってなに?ビームでも撃ったの?

って思ったことありませんか?
じつはこれ、戦闘機が相手を“ロックオン”する行動で、ざっくり言うと「今にもミサイルを撃てるぞ」っていう、かなりヤバいサインなんです。
つまり、もし相手がキレたら、お空で本当にドンパチ始まるかも…っていうくらい、きわどい行動なんです。
しかも、この「戦闘機のレーダー問題」、中国とかロシアとか、最近ピリピリしてる国がからんでくるから、ちょっとしたことで国際問題になっちゃうことも( ゚Д゚)
この記事では、そんなドキッとする「戦闘機のレーダー照射」について、
ってことを、わかりやすくお届けします。
知っておくと、意外とニュースが面白く見えるようになるかも。
ちょっとした暇つぶしに、ぜひ読んでいってください!
戦闘機のレーダー照射とは?攻撃直前の危険信号!

「レーダー照射」って聞くと、なんとなくハイテクな戦いを想像しちゃいそうですが、実はめちゃくちゃ物騒な行為なんです。
特に戦闘機の世界では、この“照射”があるかないかで、空の上の空気が一気にピリつきます。
ざっくり言うと、レーダーには2種類あります。
ひとつは「警戒管制レーダー(けいかいかんせいれーだー)」。
これは空にいる飛行機の場所や動きを、ざっくり把握するためのもの。
言うなれば、“広く浅く見張ってるだけ”のレーダーです。
もうひとつが問題の「火器管制レーダー(かきかんせいれーだー・FCR)」。
これは特定の一機に向かって、ものすごく強い電波をピンポイントでバチッと当てるやつ。
この状態になると、「ロックオンされた」と言われます。
もう、これはゲームの中の話じゃありません。
実戦で言うところの「いまから撃ちますよ」の合図なんです。

しかも、現代のミサイルは「セミアクティブ型」とか「アクティブ型」とかいろいろありますが、ほとんどの場合、発射前にこのレーダーで“相手のデータ”をしっかり読み取っておく必要があるんです。
つまり、ロックオンされた側からすれば、「え、いまミサイル準備中じゃん!?」っていう、すぐさま命の危険を感じる瞬間になります。
もちろん、相手の戦闘機には「レーダー警報装置(RWR)」がついていて、ロックオンされたら警報が鳴るようになってます。
音と光で「やばい、狙われてるぞ!」って教えてくれるんですね。
この警報が鳴ると、パイロットは全力で回避行動に入ります。
急な旋回、高速の降下、チャフやフレアといった“おとり”を出したり…。
その緊迫感、まさに映画さながら。
でも、これって映画じゃなくて現実に起きてる話なんです。
じゃあ、ロックオンって違法なの?って思うかもしれませんが、実はそうとも限らないんです。
国際法上では「ロックオン=攻撃」ではないとされていて、ギリギリセーフな“グレーゾーン行為”なんですよね。
でも、実際にはミサイルの発射直前の行動なわけで、撃たれた側からすれば黙っていられないわけです。
だからこそ、「戦闘機 レーダー」っていう言葉が、こんなにも重い意味を持っているんですね。
レーダー照射は国際法上「敵対的意図」?違法ではないのか?

戦闘機が火器管制レーダーでロックオンすると、「いまにもミサイルが飛んでくるかも!」というレベルの危機感が相手に走ります。
でもこれ、じつは国際法では“攻撃”とまでは認められていないんです。
どういうことかというと…。
まず、戦争に関する国際ルールでは、「敵対行為(Hostile Act)」と「敵対的意図(Hostile Intent)」という二つの用語があります。
本当にミサイルを発射したり、爆弾を落としたりするのが「敵対行為」。
それに対して、ロックオンは「意図としては敵対的だけど、まだ攻撃はしていない状態」ってことになります。
つまり、「やる気は見せてるけど、まだ手は出してないよ」って感じですね。
このロックオンという行動は、いわば“先制パンチを出す前のガン飛ばし”。
相手の戦闘機がRWRで警報を受けたら、「こいつ、来る気か?」と構えるわけです。
もちろん、これはめちゃくちゃ危険な挑発行為として扱われます。
で、ここからが重要なんですが――
各国の軍隊には「交戦規定(ROE)」っていうルールブックみたいなものがありまして。
これに基づいて、「どういうときにミサイル撃っていいのか?」っていう基準が決められてます。
多くの国では、ロックオンされたこと=敵対的意図とみなして「自衛のためなら先に撃ってもOK」としているケースが多いんです。
つまり、ロックオンされた時点で“撃ち返す理由”は整ってしまうということ。
これは、どちらの側が正しいとかではなく、命を守るための当然の反応なんですね。
実際に、自衛隊のパイロットもロックオンされたら、すぐに回避行動をとったり、警告通信を入れたりする対応が決められています。
とはいえ、ここで勝手に反撃してしまうと、大きな問題に発展しかねません。
なぜなら、日本では自衛のための武器使用には、原則として総理大臣の許可など、非常に厳格な手続きが必要だからです。
現場の判断だけで「やられたからやり返す」はNG。
だからこそ、ロックオンという行動が「やった側」にも「やられた側」にも、ものすごいプレッシャーを与えるんです。
ほんの数秒の照射が、戦争の引き金になってもおかしくないレベルの緊張感を持っている。
そう考えると、「レーダー照射なんてただの機械的な行動でしょ」なんて、軽くは見れませんよね。
過去の事例から見る戦闘機のレーダー照射と外交危機

レーダー照射がどれだけヤバい行動かは、過去のリアルな事例を見ればよくわかります。
実は日本も、すでに何度も“その一歩手前”の場面に直面してきました。
とくに有名なのが、2013年1月に起きた中国軍による火器管制レーダーの照射事件です。
場所は東シナ海の公海上。
中国海軍のフリゲート艦が、海上自衛隊の護衛艦に対して火器管制レーダーを照射しました。
要するに、「撃てるけどどうする?」っていう挑発的な“にらみ合い”です。
この一件、日本政府はかなり怒りました。
「一歩間違えば重大な結果を招いていた」
「明らかな軍事的威嚇だ」
と、かなり強い言葉で中国に抗議。
国内でも大きなニュースになりました。
さらにアメリカの国務省も「懸念を共有する」と表明。
日本と中国の間だけの問題じゃなく、国際的な安全保障にもかかわる重大事件として取り上げられたんです。
他にも、韓国海軍の駆逐艦が海上自衛隊の哨戒機に火器管制レーダーを照射した、いわゆる「日韓レーダー照射問題」も記憶に新しいですよね。
このときも、日韓の外交関係は一気に冷え込みました。
そして、どちらの国も「やった」「やってない」と主張がぶつかり合い、国民感情まで巻き込んだ大騒動になりました。
ここで注目したいのは、これらの事件が、実際のミサイル発射や戦闘には至っていないという点です。
でもそれは、たまたまギリギリで抑えられただけ。
裏では、パイロットたちが即座に回避行動をとり、政府が超スピードで外交対応に走ったからこそ、一線を越えずにすんだんです。
このレーダー照射って、よく言われるのが「政治的メッセージ」。
「こっちは本気だからな」
「ナメるなよ」
っていう意思表示でもあり、同時に相手の反応を見る“テスト”でもあるんです。
「おたくの国はどう対応するの?冷静?それとも焦る?」
みたいに、まるで“カマかけ”みたいな側面も。
これがまた厄介なんですよね。
実際、ロックオンされた側がちょっとでも対応を誤れば、それが「挑発に乗った」と見なされて、本当に戦闘に突入する危険もあるんです。
だからこそ、自衛隊のパイロットたちは冷静かつ慎重に動かないといけない。
一瞬の判断ミスが、外交問題や戦争の引き金になりかねない。
「レーダー照射」という一見マニアックなキーワードが、実は国家の運命を左右するほどデリケートなテーマだということが、こういった事例からもよくわかります。
もし自衛隊機がロックオンで反撃したら?想定される最悪のシナリオ

ここまでで「戦闘機のレーダー照射」がいかにデリケートで危険な行動か、だいぶ見えてきたと思います。
では逆に、自衛隊の戦闘機が“やり返したら”どうなるのでしょうか?
これ、実はめちゃくちゃやばい展開になる可能性があります。
まず大前提として、日本の自衛隊は「専守防衛」が基本。
つまり、相手が撃ってこない限り、こちらから攻撃的な行動を取るのはNGなんです。
たとえロックオンされても、こっちからロックオンを返すことすら、原則として禁止されています。
ただし――。
もし相手のロックオンが長時間続いたり、ミサイルの発射準備が明らかだったりした場合、「これは撃たれる寸前だ!」とパイロットが判断したときだけ、正当防衛として反撃が許される可能性があるんです。
でもその判断、ものすごく難しい。
一瞬の判断ミスで、「日本が先に攻撃した」と思われたら、それだけで国際問題です。
しかも相手が中国やロシアのような大国だった場合、報復は待ったなし。
実際に起こりうる「最悪のシナリオ」はこんな感じです。
🔻シナリオ1:連鎖的エスカレーション
自衛隊機が報復ロックオン →
中国(またはロシア)軍機が「日本が先に狙ってきた」と解釈 →
即座にミサイルを発射 →
空中戦に発展 →
撃墜 →
自衛隊員に死傷者 →
日本が日米安保を発動 →
米軍が出動 →
国際的な武力紛争へ発展…
考えただけでゾッとしますよね。
しかもこれ、ぜんぜん絵空事じゃありません。
レーダー照射=ミサイルの準備完了という認識は、国際的な軍事常識として定着しています。
だから「ちょっとした警告のつもりだった」なんて、通じないんです。
さらに、日本が報復的にロックオンしたと知られれば、国際社会から「冷静さを欠いた」と批判されるリスクも出てきます。
日本はこれまで、「平和国家」としてのイメージを世界中に築いてきました。
それなのに、「先に照射したのは日本だ」なんてニュースが広まれば、せっかくの信頼が一気に崩れてしまいます。
加えて、経済へのダメージも深刻です。
日本はアジアとの貿易にめちゃくちゃ依存しています。
もしも東アジアで軍事的な衝突が起きれば、物流ストップ・株価暴落・円安の加速…などなど、生活にも直接影響が出てしまいます。
だからこそ日本政府も、自衛隊の現場も、「やられても冷静に」という姿勢をずーっと守ってきてるんですね。
一見すると“我慢してるだけ”に見えるかもしれませんが、実はそれが一番かしこい対応だったりするわけです。
意図的?誤作動?戦闘機のレーダー照射には二つの理由がある

戦闘機のレーダー照射って聞くと、「こっちを威嚇してるにちがいない!」と思いがちですが、
じつはそうとも限らないんです。
レーダー照射には、大きくわけて「意図的」と「偶発的」の2パターンがあります。
✅パターン①:あきらかな“威嚇”としての照射
これはもうシンプル。
「これ以上近づいたら撃つぞ?」っていう強めのメッセージです。
とくに中国やロシアの軍用機が、日本の防空識別圏(ADIZ)ギリギリに入ってくる場面では、このタイプの照射が多いと言われています。
目的としては…
- 領空の主張(うちはここまでがウチの空だぞ)
- 相手の動きを止めるプレッシャー
- わざと挑発して日本の反応をテストする(←コレかなり多い)
このように、意図的なレーダー照射って、いわば“外交カード”の一種なんですよね。
日本がどう反応するかを見て、それを政治的に利用したり、報道で印象操作したり…。
完全に「空の駆け引き」です。
✅パターン②:うっかり照射!? 意図してない“ヒューマンエラー”
これが地味にやっかい。
たとえば、若手のパイロットが操作をまちがえて火器管制レーダーを起動してしまうとか。
夜間や悪天候で、うっかりロックオン状態になってしまうこともあります。
しかもFCRのシステム上、レーダーが目標を探す“捜索モード”から“ロックオンモード”に切り替わるとき、一瞬だけ相手に照射されちゃうこともあるんです。
これは“技術的なバグ”とか“オーバーシュート”と呼ばれますが、受けた側からしたらそんなの関係ありません。
「撃つ気あるのか?」と警戒するのが当然です。
国際的には「照射の意図なんて関係ない、結果がすべて」っていう考え方が基本。
だから、うっかりでもロックオンされたら、相手はほぼ自動的に回避行動に入るし、最悪の場合は報復の理由にされる可能性すらあります。
✅つまり、どっちにしてもヤバい
この「意図的なのか?ミスなのか?」って判断が、ほぼ不可能なんです。
一瞬で起こる照射の中に、本気の攻撃か、ただのミスか、そんな余裕は誰にもないんですね。
この“判断不能の数秒間”が、世界の緊張を一気に高めてしまう。
まさに「グレーゾーン事態」そのもの。
平和でも戦争でもない、ギリギリのラインを飛び交う戦闘機たち――。
こうした現実が、いま東アジアの空の上で、毎日のように繰り返されているのです。
まとめ
戦闘機の「レーダー照射(ロックオン)」って、ただのレーダー操作に見えて、実は“撃つぞ”の一歩手前。
しかも、相手が中国やロシアのような大国だったりすると、ちょっとした照射でも国際問題に発展しかねません。
これまでにも、火器管制レーダーの照射で日中・日韓の外交がピリついた事例がいくつもあります。
そんな中、自衛隊のパイロットたちは、たった数秒のロックオンに命がけで対応してるんです。
回避行動をとりながら、相手に無線で警告し、上層部に即時報告。
まるで映画みたいな緊張感ですが、これは現実の話。
しかもロックオンには「本気の威嚇」と「うっかり照射」っていう2つのパターンがあって、受ける側にはそれがどっちなのかまったくわからない、というのが一番怖いところ。
ミスかもしれないけど、反応しないと命が危ない。
反応したら今度は「先に仕掛けた」と言われるリスクもある。
この複雑すぎる状況こそが、戦闘機のレーダー問題が“ニュースになりやすい理由”なんですね。
平和ボケしてるヒマなんて、本当はないのかもしれません。
これからも「戦闘機」「レーダー」といったキーワードがニュースに出てきたら、この記事で得た知識を思い出してみてください。
きっと、ちょっと違った目線で世界のニュースが見えてくるはずです。