「ラブホテルで10回以上の面会」
「市長辞職」
「でも再選」
インパクトの強すぎるワードが並んだ今回の前橋市長選。
常識的に考えれば“終わった”と思われた小川晶氏が、なぜ再び市民の支持を集めることができたのか。
しかも相手候補を突き放す“圧勝”。
その背景には、スキャンダルだけでは語れない意外な構図と、人々のある心理がありました。
ただの失点では終わらなかった“ラブホテル問題”、そして「再選できた4つの理由」を掘り下げてみましょう。
小川晶が再選できた4つの理由

「え、あのラブホ問題の人が…再選!?」
ニュースを見て、そう思った人も多いはずです。
2026年1月12日に行われた前橋市長の出直し選挙。
辞職からわずか1ヶ月半という短いスパンで、小川晶さんが堂々の返り咲き!
しかも2位候補に約1万票差をつける圧勝劇でした。
不祥事の直後とは思えない結果に、世間はザワつき中。
でも、この再選にはきちんと“勝てた理由”があるんです。
①「給食タダ」でママ層の心をつかんだ
まずは、市長としての“手堅い実績”。
小川さんは在任中の1年9ヶ月で、小中学校の給食費を無償化したり、子育て支援や物価高対策を次々と実行。
子育て中の家庭からは、

うちは給食費だけでも月数千円浮くから助かる!
なんて声も。
「スキャンダルは気になるけど、やることちゃんとやってるよね」
…そんな“評価票”がじわじわと広がったんです。
②1日100人に謝罪|反省ムーブ全開
次に注目されたのは、その“誠意の見せ方”。
小川さん、選挙期間中は毎日100人以上に頭を下げて回るという、まるでドラマのような謝罪行脚を展開していました。
さらにInstagramでは、深々とお辞儀する写真とともに、「支え合う社会をつくりたい」とメッセージを投稿。
当選した時も“万歳”は封印。
代わりに、またお辞儀。
この姿勢に、
「反省してるのが伝わった」
「そこまでやるなら応援する」
という“心を動かされた票”が確実にあったはずです。
③幅広い層から支持|無党派もゲット
小川さんは無所属ですが、立憲・国民系の市議からの支援を受けていました。
でもそれだけじゃありません。
保守寄りの層や無党派層からも、
「生活に役立つ政策をやってくれる人なら、政党関係なく支持する」
という人たちが流れてきたんです。
政策の中身がちゃんとしていたからこそ、“左”にも“右”にも中立層にも響いたというわけですね。
④山本知事の“オウンゴール”で同情票ゲット

そして最大の“神展開”がこれ。
群馬県知事・山本一太(やまもと いちた)が、小川さんをブログで連日8万字超の猛批判!
ところがこれが完全な裏目に出ました。
SNSやネットでは
「さすがに叩きすぎ」
「やりすぎでは?」
という声が噴出。
結果として、
「失敗した人をここまで叩く必要ある?」
「かわいそうになってきた…」
という“同情票”が流れ込んだのです。
選挙コンサルタントもこれを“判官びいき(弱い立場の人を応援したくなる心理)”と分析しています。
支援者からは「山本知事に感謝状を送りたい」という冗談まで飛び出す始末。
つまり、
✅ 地に足ついた実績
✅ 真摯な謝罪
✅ 幅広い支持の取り込み
✅ そして“敵の失点”という偶然の追い風
この4つが重なって、小川晶さんは“逆境からの再選”を成し遂げたわけです。
次は、山本知事の批判がなぜか“追い風”になっちゃった理由を、もう少し掘り下げていきましょう。
ラブホテル問題が追い風に?

普通に考えたら、一発アウトのスキャンダルです。
市長と市幹部がラブホテルで面会していた・・・
そんな報道が出た時点で「もう無理でしょ」と多くの人が思いました。
実際、2025年11月には小川晶さんが市長を辞職。
市議会でも不信任決議案の提出が迫られ、世間的には“完全に詰んだ”というムードだったのです。
ところがどっこい、そこからの逆転劇。
2026年1月の出直し市長選では、なんと再選。
しかも圧勝。
ここでよく言われているのが、こちらです。
「ラブホ問題がむしろ追い風になったんじゃない?」
【楽勝】“ラブホ会議”で炎上の前橋市長・小川あきらさん、まさかの市長再選へ
— 滝沢ガレソ (@tkzwgrs) January 7, 2026
▼小川晶(42)前橋市長
・既婚の男性部下と10回以上のラブホ密会
・「仕事の打ち合わせをしていただけ」で逃げ切りを試みるも辞職
→市長選の再実施
・炎上で女性票を失い“再戦は絶望的”と予想されたが、「弁明中も涙を流し… https://t.co/obCaAjXx9B pic.twitter.com/amV580IaPh
市民の注目を一気に集めたスキャンダル
この問題が報道されたのは2025年9月24日。
週刊誌を皮切りにネットニュース、SNSで一気に拡散され、「前橋のラブホ市長」なんて不名誉なワードがバズる事態に( ゚Д゚)
でも、これが裏を返すと“全候補の中で圧倒的な知名度”を誇ることにもつながったんです。
他の候補者がどんなにマジメに政策を語っても、話題の中心は常に“小川晶”。
選挙において注目されることは、ある意味で最強の武器。
スキャンダルが「名前を広める最大のキャンペーン」になった皮肉な構図です。
不倫疑惑は曖昧(証拠なしで否定)

問題となったのは“ラブホテルでの10回以上の面会”。
しかし小川さんも相手側の職員も、男女関係を否定。
「相談や打ち合わせだった」と説明しました。
もちろん、「なぜホテルだったの?」という疑問は残りますが、決定的な証拠は出ず、説明も一貫して否定されたまま。
この中途半端さが、「モヤるけど…叩ききれない」空気を生み、一部市民からは「証拠もないのに過剰じゃない?」という声も出始めていました。
Yahoo!知恵袋やSNSでも、
「不倫確定ならアウトだけど、証拠ないなら叩きすぎかも」
という微妙な同情論が目立ち始めたのです。
山本知事の猛攻撃が“逆効果”に
ここで登場するのが、群馬県知事・山本一太。
なんとこの知事、小川さんを猛烈に批判するブログを8万字以上も連投!
しかも連日、選挙直前までずっと。
…これ、どう考えてもやりすぎでした。
結果として「もういい加減にしてあげたら?」という声が広まり、小川さんへの同情が一気に高まる展開に。
選挙コンサルタントもこれを分析し、「これは典型的な“判官びいき”の現象」とコメントしています。
つまり、人は過剰に叩かれている人を見ると、むしろ応援したくなる――
そういう心理が票に繋がった可能性が高いんです。
ネットでも「むしろ山本知事が敵を増やした」「逆効果すぎ」との声が相次ぎました。
「反省してるなら、もう一度だけ」の感情
最後に、市民の心を動かしたのは小川さんの“謝罪の姿勢”。
当初から一貫して非を認め、選挙戦では毎日100人以上に頭を下げてまわり、Instagramでも深々とお辞儀する写真を投稿。
当選が決まった後も“万歳”はせず、静かに深く頭を下げました。
こうした姿勢が、
「過ちはある。でも、それを認めて前を向こうとしている」
という市民の共感を生んだのです。
まとめると、“逆風”に見えたラブホ問題は、実は以下の4点で“追い風”になっていました。
- 注目を一身に集めて知名度アップ
- 不倫疑惑は曖昧(証拠なしで否定)
- 山本知事の過剰攻撃で同情票が発生
- 誠実な謝罪と再起を目指す姿に共感
一度は崩れた信頼を、“叩かれすぎ”と“誠意”で巻き返した小川晶さん。
次の章では、そもそもこの「ラブホテル問題」って何だったの?
…という肝心な部分を深掘りしていきます。
小川晶のラブホテル問題とは何だった?

「ラブホで10回以上面会」
このインパクトのあるフレーズが、ネット上を一気に駆け巡ったのは2025年の秋。
でも実際、あの“ラブホテル問題”って、いったい何がどう問題だったのか。
意外と内容までは知らない…という人も多いのではないでしょうか。
ここでは、小川晶氏の辞職につながった一連の問題について、事実ベースで丁寧に振り返っていきます。
きっかけは週刊誌の報道から
事の発端は、2025年9月24日に配信されたNEWSポストセブンの記事でした。
その内容はというと、小川晶市長が既婚の市幹部職員(当時の秘書課長)とラブホテルで10回以上面会していたというもの。
小川氏は独身でしたが、相手の職員は妻子がいる既婚男性。
報道直後から、
「公人としてあるまじき行動では?」
「なぜラブホで打ち合わせ?」
という疑問と批判が一気に噴出し、ネットでも大炎上しました。
本人の説明と釈明会見
報道を受け、小川氏はすぐに会見を開きました。
会見では、ホテルでの面会は「相談や打ち合わせのため」だったと説明。
「場所の選定が軽率だった」と認め、市長給与の50%を減額する意向を表明しました。
また、世間が最も注目していた「不倫関係」については、一貫して否定。
それでも「なぜあえてラブホだったのか」という疑問は残り、「説明が苦しい」と感じた人も少なくなかったようです。
市議会も動く…辞職へ
事態はさらに深刻化していきます。
前橋市議会では、「説明責任を果たしていない」として不信任決議案の提出を求める声が急増。
この流れを受けて、小川氏は2025年11月27日、自ら辞職する決断を下しました。
相手の職員についても処分が下され、停職6か月の懲戒処分の後、同年12月末に依願退職しています。
ネット上の論争と“私的か公的か”の境界線
この騒動、単なる「スキャンダル」として片づけられなかったのは、ネット上でも意見が真っ二つに割れたからです。
「不倫じゃなくても、市長がラブホで会うのはアウトでしょ」
という厳しい声がある一方で、
「男女関係の証拠もないし、ここまで叩かれるのはやりすぎでは?」
という同情的な意見も多数。
特に、「給食費無償化」など市政での成果を評価していた層からは、「公人としての行動は軽率だったけど、仕事はちゃんとしてる」と擁護する声も目立ちました。
問題の“本質”とは?
この問題の本質は、不倫の有無ではありません。
重要なのは、市長という立場にある人物が、市民からの信頼を損ねるような“振る舞い”をしてしまったこと。
違法かどうかが問題だったのではなく、「市長として信頼される行動だったのか」という点が注目された出来事だったのです。
ラブホテル問題は、小川氏自身が「軽率な行動だった」と認めたように、たしかに政治家としての判断ミスでした。
しかしその後、自ら辞職し、謝罪を重ね、再び市民の前に立った。
この一連の流れを通じて、前橋市民が最終的に下したのは「もう一度任せよう」という判断。
過ちは誰にでもある。
大事なのは、その後にどう向き合い、行動するか。
今回の問題は、政治家の倫理観だけでなく、“社会の寛容さ”や“再起を許す空気”についても考えさせられる出来事だったのかもしれません。
まとめ
ラブホテル問題という大きな逆風の中、小川晶氏が再選を果たした背景には、実績への信頼、誠実な対応、そして予期せぬ“追い風”がありました。
政治家としての過ちを認め、真正面から向き合ったその姿勢が、市民の心を動かしたのかもしれません。
とはいえ、再選はゴールではなく、新たなスタート。
今後は、より一層の説明責任と信頼回復が求められる中で、小川氏がどのように市政を前に進めていくのか。
その一挙手一投足に注目が集まりそうです。

